JA小松市(石川県)

「時に家族のように。時に夫婦のように。時に農家の同志として。そういうスタンスで農家さんをサポートしたい」
と話すのはTAC橋本さん。取組等についてJA小松市の皆様に伺いました。

TACパワーアップ大会2015 「JA表彰」「TAC表彰」ダブル受賞

「JA表彰」では、農業法人や若手農業者との関係構築に向けた「複合経営提案」「園芸品目の作付提案」「若手農家による無人ヘリ散布組織支援」「水田フル活用」等を実施し地域生産振興に貢献したことや、農家手取りの向上、地域雇用の創出、農業の理解促進、若手農業者同士のネットワーク化等に貢献したことが評価された。
「TAC表彰」では大規模担い手農家に対する経営改善提案を行ったこと等が評価された。


農家さんのために。それがTACの本筋!

JA小松市 営農部 担い手対策室
課長補佐 TAC 米津博文さん(右から2番目)
係長 TAC 橋本克巳さん(左から2番目)


―平成27年度より、TACが各支店から本店に集約したと伺いました。どのような変化がありましたか?

橋本さん 情報の的確さと早さが大きく変わりました。支店でTAC活動をしていた時は一旦本店に確認を取ってから農家さんに返答をしていましたが、今はその時間ロスがなくなりました。

米津さん 当方のTACは平成24年度に発足しました。橋本も私も最初から関わっています。橋本も言うように、本店集約になってからは、特に国の助成事業の情報は早くなりました。また、研修会等へも積極的に参加できる体制になりましたし、毎朝TACミーティングを行うことで情報共有も強化されました。

―農家さんの反応も変わりましたか?

橋本さん そうですね、以前よりも農家さんから意見や要望がよく聴こえるようになりました。その声にしっかり答えていきたい。私の場合、得られる情報は1つでも多く自分のものにするよう心がけ、プラスアルファで必要な情報はインターネットを活用しています。農家さんには、それらをバランス良く組み合わせて返答するように心がけています。

―どのような課題を多く聞きますか?

橋本さん 沢山ありますよ。農業経営から人生相談まで様々ですが、やはり一番多いのは農業所得に関する相談です。

米津さん その解決策の一つとして、平成27年度より若手農業者を中心に園芸品目の新規作付け提案をしています。品目はJA重点推進品目であるトマト・加賀白葱・人参・南瓜・葉牡丹の5品目です。また、この事業に取組む経営体には金銭面での助成も行いました。生産指導も我々で行っていますが、水稲と違い園芸の指導力はまだまだ足りないので、今も勉強しています。

―今後の意気込みを教えてください!

米津さん 農家さんの想いや課題をしっかり聴き、農家さんのためにやっていく。それがTACの本筋です。加えて、農家さんの農業所得をあげられるよう、これからも頑張りたいと思います。

橋本さん 自己研鑽し、農家さんが開けられる引き出しをいっぱい用意しておき、少しでも多く農家さんの課題に答えていきたい。私にとって、TACは天職です!


目指せ、規模拡大!親身になって全力サポート!


―今回はTAC橋本さんの具体的な取組みについて、東田農産 東田耕作さんと共にお話を伺いたいと思います。
 まずは東田さんがされている農業について教えてください。


東田さん 家業に就農して31年になります。一昨年、平成26年に父から経営移譲しました。経営面積は約60 haで、そのうち米は40 ha、その他は転作で麦・大豆・加工米をしています。今は、肉体労働は私と従業員が、経理関係は父が行っています。

―その規模をこなすのは大変そうですね。

東田さん 農業機械が大好きなんで、そんなに辛いとは思ってないですよ。機械自体も良くなってますし、自分に合わせて改造もしているので(笑)。

橋本さん 東田さんとの最初の出会いも機械関係でしたね。その時は深い付き合いはありませんでしたが、私が東田さんのいる地区の支店に配属されてから、核心に迫った話をするようになりました。

東田さん 心置きなく話ができるようになって、どんなことでも相談するようになったね。例えば、役所から届く補助事業関係の書類。私には難しい内容も、細かく噛み砕いて分かりやすく説明してくれるし、その事業に取組んだ場合のメリット・デメリットも教えてくれる。そうすると頭の中が整理されてプレッシャーもかなり減るし、自分の仕事にも専念できる。橋本さんから情報提供もしてくれるし、何より「JA目線」でなく「農家目線」で答えてくれる点が嬉しい。

橋本さん 農家さんの悩みや脅威を最小限に軽減することも大事な仕事ですからね。

―経営移譲を支援される際もそれらの点に注意された事と思いますが、実際に取組まれた内容について教えてください。

橋本さん 農業政策や生産調整を背景とした営農計画の策定支援のほか、制度資金や借入に関する相談、省力化・低コスト化による規模拡大の支援、機械設備の減税措置の活用による節税方策の提案など、様々な面からサポートさせていただきました。
 また、お父さんからは「法人化も視野に入れて取り組んでほしい」と言われています。法人化は、当然ながら東田家の考えもありますので、タイミングを見計らい、改めてご提案できればと考えています。

―かなり親身になってご対応されているのですね。東田さんにとっては、橋本さんはどのような存在ですか?

東田さん 命綱!希望の光のかけらを与えてくれる、そんなイメージです。

―最後に、今後の目標を教えてください。

東田さん もっと規模拡大して、経営面積を3桁にしたい。私にとってそれが生き残る道でもあるし、農地が集まってくるように他人よりも良い仕事をしていきたい。加えて、もっと馬鹿でかい機械に乗りたい(笑)。目標を実現できるよう、変わらぬサポートを末永くお願いします。

橋本さん その夢、達成できるよう、我々も全力でサポートします!


△訪問活動の様子。東田さん親子と膝を突き合わせ今後の経営方針について検討を重ねた。


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