JA青年部

JA青年部の取組みを紹介します!

JA青年部とは?

 JA青年部(以下、青年部)は、農業をよりどころとして豊かな地域社会を築くことを目的に設立された組織で、おおむね20歳から45歳までの、日本の農業と地域社会を担う若手農業者が中心となって構成されています。全国で約500組織、約6万人のメンバー(盟友)がおり、全国組織として「全国農協青年組織協議会(JA全青協)」があります。
 右記のような活動を通して、消費者と農業をつなぐ懸け橋となり、国民との相互理解に基づく政策提言や小中学生・保護者への食農教育、農業やJAが地域社会で果たしている役割を踏まえた地域リーダーの育成等を行っています。

就農を考えられているみなさんへ一言

(写真最左)
天笠 淳家(あまがさ じゅんや)
平成27年度 全国農協青年組織協議会 会長
[経営作目] 水稲 (32ha)、大麦・小麦 (28ha)、受託作業 (23ha)
[所属単組] 群馬県・JA太田市青壮年部

 JA全青協会長の天笠です。私も二十数年前は皆様と同じ立場でした。就農し、青年部に入って長く活動してきた経験をもとに、青年部活動の意義とこれから若手農業者に求められることについて、アドバイスさせていただきます。

1.横のつながりの大切さ
 青年部に入部することで、営農や販売等の情報交換ができ、自身の営農を見つめ直すきっかけになったり、より良くするための刺激になると思います。情報については、個人で取得するには労力と時間がかかりますが、青年部は地元JAや行政等とも連携しているので、最新の情報が取得できます。また、地元の青年部だけでなく、県域または全国域に同じ志を持った盟友が多くいますので、そのネットワークを活用することで、さらに自己を高めることが出来ると思います。

2.一人で悩むことはない
 農業に限った事ではないかもしれませんが、一人では解決できない壁にぶ
つかることもあるかと思います。そんな時は、組織であれば解決できることもあると思います。青年部が身近な存在となっていれば、些細な悩みでも相談しやすく、経験豊富な先輩から適切なアドバイスを聞くことができたり、それが個人だけでなく、共通の悩みであれば皆で協議し、行動することで、解決への道が開かれると思います。

3.地域のリーダーとして
 青年部活動を通じて、地域の伝統や文化を共有することができ、地域に深く入り込んでいけると思います。農業は地域に根ざしており、地域とは切り離せません。地域との関係については、青年部が担う役割は大きく、どこの地域であれ、若手農業者はその地域を代表するリーダーになるよう求められると思います。

 最後に、農業を取り巻く環境については、様々なことが言われていますが、私は農業とは、努力すれば報われ、まだまだ成長できる、魅力的な産業だと考えています。水田や青果、畜産・酪農と農業にも色々な分野がありますが、将来就農して、自身で経営していくことを考えているならば、農業に関する制度や政策を十分に理解しておかなければなりません。そのためには、新聞や「地上」(下記)などを活用して自身で学習する以外に、青年部の盟友との意見交換や、JAや行政と連携して情報を把握することも大切だと思います。就農されて、青年部に入部された暁には、これから10年、20年に渡って農業を引っ張るのは俺たちなんだという強い思いを持って、ともに頑張っていきましょう。

JA青年部の活動紹介!「地上」より記事を一部抜粋

「地上」

 『地上』は昭和22年に創刊された「農と食の総合誌」です。
 読者対象は主に地域農業の担い手、JA青年部盟友、JA役職員、地域リーダー層ですが、近年女性読者も増えてきています。
 農業・農政をわかりやすく、流通・消費動向を追跡し、JA青年組織をはじめとした若手農業者の活動を応援します。
 農と食の情報が満載の『地上』。これからの日本の農と食を担う人々にぜひ読んでいただきたい雑誌です。
 『地上』⇒ http://www.ienohikari.net/press/chijo/


【九州ブロック】宮崎県

宮崎県農協青年組織協議会(大山雅行委員長、1744人)

今年も完成!おれたちのテレビCM
 野菜に扮した青年部盟友が、若い女性たちに囲まれている―。宮崎県農協青年組織協議会が国産・県産農畜産物のPRを目的に作成する、テレビCMの第3弾が完成。今作は2016ミス・ユニバース・ジャパン宮崎代表らと宮崎県出身のシンガーソングライター・香蓮(かれん)さんとコラボし、香蓮さんが昨年の「JA宮崎県大会」に向けて作った楽曲がBGMとなっています。「美しい女性たちが出演するので、やわらかい印象に仕上げました。このCMで若い世代に青年部や農業をPRしていきます」と、作品の完成度の高さに青年部盟友たちは自信満々です。

【関東ブロック】東京都

東京都 JA東京むさし三鷹地区青壮年部(須藤金一部長、87人)

カレンダーで「食」と「農」を感じて
 農業をアピールするのに視覚に訴えるのは有効な手法です。そこで、JA東京むさし三鷹地区青壮年部が取り組んでいるのが食育カレンダー作り。カレンダーは一度部屋に飾ると毎日目にすることになると、農作物の旬や栽培暦、料理レシピなどを掲載して、8年前から作成。「三鷹農業クイズ王」や「食の豆知識」も入れるなど、毎年趣向を凝らしています。カレンダーの挿絵は「農のある風景画コンテスト」と題し、小学生から募集。子どもたちが実際に畑を見て描いた絵が集まりました。カレンダーは、組合員や小学校にも無料配布。いまや多くの市民に愛用され、都市農業のよさを伝えています。

【近畿ブロック】大阪府

大阪府農協青壮年組織協議会(南信宏委員長、256人)

生活者ニーズをつかめ!
 2015年末、大阪の“いいもん”を一堂に集めたイベント「大阪産(もん)大集合!」に出展し、府内の農産物をアピールしました。野菜や果物、大阪の伝統野菜「えび芋」などを販売。キュウリやナスの詰めほうだい、ナスジャムなどの加工品や大阪産のタコと青ネギを使ったたこ焼きも販売。来場者からは、「大阪産の野菜の種類がこんなにあるなんて知らなかった」「スーパーでは売っていない野菜が買えてよかった」といった声が出るなど大好評。どんなものがよく売れ、どんなものから先に売れていくのかがわかり、生活者ニーズもつかめました。また、出店した盟友同士で生産方法について意見交換するなど、支部を超えた交流の場にもなりました。

【東海・北陸ブロック】静岡県

静岡県JAしみず青壮年部(太田洋平部長、185人)

「フットサル」×「農産物」で親子の興味を引きつける
 子どもがスポーツをする場には、その親も集まる。このことに目をつけたJAしみず青壮年部は、小学校3年生以下を対象としたフットサル大会を主催。「企画をした20~30代の青年部盟友たちからは、スポーツや農産物の即売をやりたいとの意見が出ていたため、地元のフットサルコートに企画を持ちかけました」と、副部長の杉山祥丈さん。当日は、大会に合わせてトマトや夏ミカンなどの販売やお茶の試飲、バラとオンシジウムの花束作り体験を実施。「花束を父の日のプレゼントにしたい」という子どもが現れるなど、フットサル目的で来た子どもやその親にも好評を得たようです。

【中国・四国ブロック】岡山県

JA岡山県青壮年部協議会(立畠伸吾会長、206人)

ラジオ出演で青年部盟友が増加!
 農畜産物や組織の活動をPRするのに、メディアを活用するのは有効な手段です。隔週月曜日のラジオ番組「Pop Farm Okayama」に出演し、日常の農作業に関することや旬の農作物の情報、農業にかける思いなどを発信しています。「高齢化などで暗い印象があったが、若い農業者が頑張っていることが伝わり農業のイメージが変わった」「紹介された農作物を食べてみたい」など、生活者からの評判は上々です。
 岡山名物の黄ニラ大使で、ラジオ番組のマネージャーとして出演するJA岡山青壮年部の植田輝義さんによると「緊張感のある生放送のラジオで話すのは、対面販売や食農教育のときに生活者や子どもたちと話す訓練にもなる」とのこと。ラジオに出演したいという農業者も現れ、青年部盟友数も増えています。組織のまとまりをつくり、情報の共有化にも役立つ一方で、JAと農業者のファンも増やしています。

【北海道・東北ブロック】宮城県

宮城県 JAみやぎ仙南角田地区青年部(小野貴嗣部長、103人)

震災後も初の出前授業やってます
 地元だけでなく、都内小学校でも稲作体験を指導しているJAみやぎ仙南角田地区青年部。2015年は6校に出向き、5月に宮城県を代表する米『ひとめぼれ』の苗を植え、10月に稲刈りを実施。子どもたちはふだん手にすることのない鎌を扱い、丁寧に稲を刈っていきます。体験だけでなく講義も行い、稲の歴史や機械の近代化、青年部盟友の地元・角田地区のことを話しました。子どもたちからは「ざくざくと稲を刈れて楽しかった」「実際の大きな田んぼも見たい」との声が聞かれたそうです。
 また、2011年の東日本大震災以降に休止となっていた目黒区の小学生を角田地区に招く農村ホームステイが、2014年から再開されました。「目黒区のイベントで農産物の販売も実施しており、子どもたちだけでなく、その親からも角田に行ってみたいと言われるなど、つながりは広がり続けています」と青年部盟友は勢いづいていました。



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